鍼灸治療の症例(座骨神経痛)

2018/09/11

8月に遠いので、こちらから出張施術していた方です。

男性(80代前半)
主訴 おしりから太ももの後ろ側の痛み(左側がとくに痛い)

1か月以上前から、臀部と両脚後面に痛みがでてきた。
歩くときや、寝ていて寝返りをうつときに特に痛む。

病院で座骨神経痛と言われて、リハビリや電気治療などを
したが、良くならず、当院の鍼灸治療を受ける事になった。

1回目
腰の筋肉の硬さが強く、左右差もあり、
臀部などの筋肉も硬いことから、
腰からきている、脚の痛みと予想して、
その後、いろいろ所見を調べて、治療をはじめました。
主に腰から、脚のツボにはりとお灸をしました。
治療後、痛みは少し和らぎ、10あった痛みが6くらいまで
なったとのことでした。

2回目(1回目から1週間後)
痛みはまだ結構あるとのことでした。
1回目と同じ治療をしました。

3回目(2回目から1週間後)
前回の治療をやってから、痛みが
だいぶ減ってきた感じがする。
寝返りなども楽になってきて、夜中に
目が覚めても前はあった脚の痛みがほとんどない、
とのことでした。
治療は前回の治療に、お腹のツボへの鍼灸も加えて、
さらに症状の改善を目指しました。

4回目(3回目から1週間後)
両脚の痛みが、歩いても楽になった。
臀部の痛みもほとんどないとのことでした。
治療は3回目と同じ治療をする。

治療後、もうだいぶ良いとのこと。
今回の治療で、一応終了として、
しばらく様子をみることにしました。

この方の場合、腰や骨盤周りの筋肉が硬くなり、
そして、腰や骨盤の骨のゆがみをおこし、
神経や血管も圧迫して、座骨神経痛がおこっていました。


座骨神経痛の例の中でも、
比較的治りやすいものではありました。
患者さんが良くなり、
元の笑顔を取り戻すのを見るのは、
何よりも嬉しいものと思いました。

さいたま市鍼灸院
はり・灸のじま治療院