人間の身体恒常性と内分泌系について

2018/07/09

先日は、人間の身体の恒常性と自律神経について
のせましたが、
きょうは、内分泌系について、その働きや作用
について、簡単に載せてみたいと思います。

内分泌器官は「腺」せん、
それ等が分泌する物質を「ホルモン」といいます。

それぞれの「腺」は、神経系の支配により、
それぞれの「ホルモン」を分泌し、
恒常性(ホメオスタシス)を維持するための
調整をします。

恒常性(ホメオスタシス)とは、前回の新着情報でも述べていますが、
人が昨日までの健康な自分を維持するために、もともと
備わっているシステムのようなものです。

次に、ホルモンの作用についてです。
ホルモンは、それぞれの臓器から分泌されることで、
以下のような作用があります。

①発育と成長を調節する
②物質代謝を調節する
③生体の内部環境を一定に維持する
④性行動、自律運動等の特殊な行動を調節する


次に、内分泌腺の主要な調節臓器をいくつかあげます。

・下垂体前葉、・下垂体後葉、・甲状腺、
・副甲状腺、・副腎皮質、・副腎髄質、
・膵臓、・精巣、・卵巣、

これら以外にもホルモンを分泌する臓器は
たくさんあります。

これらの臓器の働きは、前回とりあげた
自律神経の働きによって、調節されているところが大きいのです。
自律神経の働きのバランスが乱れるとホルモンのバランスも乱れます。

こうして、自律神経機能、内分泌機能のバランスが乱れ、
不調が起こった状態が自律神経失調症です。


鍼灸治療はこのような自律神経の乱れを整えたり、
ホルモンバランスの乱れを整えたりする事も可能です。


自律神経が整えば、免疫力も上がり、
病気にかかりにくくなります。

そして、生体恒常性(ホメオスタシス)が維持出来るように
心身を持ってゆくことが、
鍼灸治療の良さの一つです。


さいたま市鍼灸院
はり・灸のじま治療院

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