精神的ストレスが体の筋肉の異常となって現れる

2018/05/14

 近年、社会が複雑化するにつれて、私たちの精神に
かかる負担も多くなっています。社会生活の中でも、
管理業、パソコンを使った仕事、子供社会でも、
競争の激しい中での勉強、友人同士での人間関係などで、
精神的な負担が大きくかかる時代です。

 このような環境の中で、不安感、緊張感、興奮、うつ状態、
無気力、持続する不眠などの症状が出る方も多くなっているようです。

 精神的な負担は肉体にも影響し、臓腑器官はもちろん、
筋肉にも異常となって現れます。


 例えば、肩こりや、頚、背中の重圧感、頭痛、
いつも歯を食いしばった状態のために起こる咀嚼筋の疲れ
(顎関節症)、不平不満が喉に溜飲となって、喉の閉塞感を訴える
梅核気(ばいかくき)などです。


 鍼灸治療には、筋肉の異常を治すことによる精神安定作用があります。
 
 精神症状により、筋肉に連続した緊張が続くと、東洋医学でいう、
気血(きけつ)の巡りに障害をきたし、筋肉の異常
(痛みや、硬さ、痙攣など)となって現れます。

この場合、はりやお灸などで、筋肉の異常を取り去ってあげれば、
精神症状も和らげられます。

心と体は密接につながっていて、それを全体的にみて治そうという、
東洋医学独自の診かた、治療法だと思います。

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