腰痛の危険度チェックについて

2018/05/03

 腰痛の多くは、必ずしも急いで病院を受診する
必要のないものです。
 しかし、なかには放っておくと危険な腰痛もあります。
ここからは、2016年のきょうの健康テキスト10月号を参考に、
腰痛の危険度チェックを見てみたいと思います。

①じっとしていても痛む
 重い脊椎の病気や内臓の病気の可能性が
考えられます。

②背中が曲がってきた
 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)によって、
椎骨がつぶれる圧迫骨折が起きている可能性があります。
骨粗鬆症は、骨の中がスカスカになる病気で、
閉経後の女性に多く起こります。女性で50歳を
過ぎたころから背中が曲がってきた場合は要注意です。

③お尻や脚が痛む・しびれる
 腰椎の神経が原因で症状が起こっている可能性があり、
腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアの可能性があります。

④脚のしびれにより長く歩けない
 ③と同じように腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアの
可能性があります。

⑤体を動かしたときのみ腰だけが痛む
 重い脊椎の病気、内臓の病気、腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアの
可能性は低く、椎間関節や筋肉などが原因の可能性が高くなります。

 ①は危険度が大で、②は危険、③と④は要注意です。
①~④の1つでも該当する場合は、まずは、早めに
整形外科を受診してください。
 ただし、要注意な腰痛の中には、鍼灸治療が有効な腰痛も多いです。
ご自分でよく解らない場合は、当院にご相談ください。
鍼灸治療が効く場合は、そのようにお話ししますし、
病院に行った方が良い場合は、そのようにお伝えします。
 ⑤だけが当てはまる場合は、当面、危険はありません。
早めに痛みを取りたい場合は、当院のはり・お灸の治療と
整体などをおすすめします。

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