東洋医学の陰陽について

2017/10/12

 東洋医学の理論の基本には、陰陽論という考え方があります。
陰陽論というのは、古代中国の哲学思想で、
この世に存在するものはすべて、陰と陽という対立した2つに
分けられるという考え方です。

たとえば、月は陰で、太陽は陽、水は陰で、火は陽、夜は陰で、昼は陽という関係性があります。
 陰と陽は正反対の性質をもっていますが、反発しあうのではなく、
一方の勢いが強くなりすぎないようにバランスをとりあっています。

たとえば、火は水で消せますし、水は火で蒸発させることができるという関係にあります。
また、陰陽はお互いに助け合う関係にもあります。

 また、陰陽の関係は絶対的なものではなく、変化するものです。
同じ人であっても、活発に活動しているときは陽であり、
静かに読書したりしているときは陰となります。
 また、対するものが違えば、陰陽が逆になることもあります。
たとえば、男は女に対して陽ですが、親に対すれば男の子は陰になります。
 
 人間の体内でも、五臓は陰で、六腑は陽というように、
陰陽の関係があり、そのバランスが保たれていることが健康の条件になります。
 また、病気の性質も陰陽に分類されます。
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