1か所の痛みは、関連する他の場所の痛みも生み出す

2017/09/15

例えば、以前こんな方がいらっしゃいました。
右側の腰痛を訴えていらっしゃいましたが、お話を聞いてゆくと、
数年前に右足の小指を骨折して、治療していた事がわかりました。
そこで、右足の小指をみてみると、左に比べて少し変形して、
動きの悪さもありました。
毎日歩いているので、無意識に足の小指の悪さを補う動きをして、
脚から腰の痛みに移行していったのだと判断し、
腰の痛みの治療と同時に脚と足の小指の骨折した周りの血流を
良くするために、鍼灸をしました。そうして、腰の痛みは良くなりました。

このように、どこか1か所悪いところがあると、時間が経ってから、
そこが原因となって、他の色々な場所にも影響がでることはよくあることです。
人の身体は全身が何かしらでつながっているので、全体をみて治療してゆくことも、
時には大事です。鍼灸治療では、そのような治療が得意だと思います。

ブログもやってます。
はり・灸のじま治療院のブログ https://ameblo.jp/hari-nojima/entrylist.html